【Relay-Column 01】happiness


happiness
文/四宮 明子
Text by Meiko Shinomiya
心のこもったゴハンを食べること。海で無邪気に遊べること。
大好きな人と一緒にいること。楽しいと思える仕事ができること。

私にとっては、そんな瞬間が最高に幸せで、
本当に他に何か欲しいものない? って聞かれても、
別に何もいらないって答えると思う。

あっ! 忘れてた!
美味しいお酒も必要だわ…(笑)。

そりゃ、もちろん、女の子ですもの、
たまにはお洒落もしたいし、
可愛いモノやいい匂いのするものに包まれて暮らしたい。

でもね、そんなものは人生のスパイスにすぎなくて
人が本当に「幸せ」を感じられるかどうかは
ココロが満たされるかどうかなのだと思う。

ラッキーなことに、私のまわりには
自分のことを「幸せだー!」と声を大にして言える
あっぱれな仲間たちがたくさんいます。

みんな海でつながっている大切な人たち。

そんな仲間を見ていて思うのは、

「幸せだ」と感じるのは、
その人の持っているエネルギーが花開くとき
なのではないかしらって。

それは、本能的な欲望が満たされるというピュアな歓びをはじめ、
(これは人類共通だけど、それすらも、この複雑なヨノナカでは満たされるのが難しかったりする)

自分のココロの中心で叫んでいることにまず耳を傾けた時に
幸せになれる第一歩を踏み出し、

そのココロの声に忠実に生きようと決断して行動したとき、
もうhappinessの世界が始まっているのだと思います。

その決断は、もしかしたら、すごーく苦痛を伴うかもしれないし、
エンドレスに渦を巻いていくだけのような不安に襲われるかもしれない。

それでも、勇気を持って行動してみたとき
新しい人生が拓けるのだと私は思う。

人はみな、他人のために生きているのではなく、
「自分を生きる」ために生かされている。

自分を大切にしてあげる優しさが根本にないと、
他人への優しさも生まれないのではないかしら。

自分を甘やかすという意味ではなくてね。

それは、言い換えれば
満たされているという幸せを感じると同時に
自分の“不満足”にも、向き合うことなのだと思います。

自分を認めてあげた上で、真摯に向き合い、立ち向かい、歩み始める。
その先にこそ、自分の求める幸せがあるのではないかと信じています。


プロサーファーやプロボディボーダーの人たちと接していて思う事、
それはアスリート全般に共通することかもしれませんが、
みんな「自分を信じる」気持ちが核にあり、心が強く揺るがない。

特に海と関わっている人たちは、それにプラスして
海という母なる大自然がステージだから、
人間の微力さをも体感している。

つまり、

自分を信じるという強さを持ちながらも、
自分の微力さも日々、認識している。

その絶妙なバランス感覚の上で生きていることこそが
ハッピー人間になれるヒケツなんじゃないかなって思うのです。

波乗りも、人生も、バランスが大切ってことですねー!

それと、限りなく私的なメモに近い余談で恐縮ですが

女は愛嬌!

いいんです、別に美人って思われていなくても。

昨日、海で釣りをしていた見ず知らずの山形弁のおじさんに
「あんたは美人じゃないけど、愛嬌があっていいね! それでいいんよ!」って言われました…(泣+笑)。

はい。

せっかく女性に生まれて来たのですから、

美人でいることよりも、
「一生、“女の子”やったるで!」
くらいの愛嬌と気合いがあった方がいい。

(決して、負け惜しみではありません。笑)

これは、私が中学生の頃から敬愛してやまない
作家の田辺聖子先生の言葉。

「楽しむことを忘れたらあかん、とくに女は。
愛らしく、やわらかく、笑いながら生きて」

あなたのhappiness 探しの旅、
もうスタートしてますか?


Profile
四宮明子(しのみやめいこ)/女性ファッション誌、ウェブサイトでの編集業を経て、現在『FLIPPER』(http://www.surfinglife.jp/flipper/)『SURFERGiRLS』(http://www.surfinglife.jp/surfergirls/)編集長。その他、フリーマガジン『湘南サーフジャーナル』(http://www.shonan-sj.com/)やサーフィン関連のウェブサイトなどでフリーランスとして執筆。湘南・辻堂在住。ほぼ毎日、海に入る日課を実践中!

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