太平洋に出来た巨大な新大陸


夏になると、なぜかゴミ溜めになる湘南のビーチ。どこから運ばれてくるのか知らないけど、ほんとに、ありえない量のゴミで、水も海岸も埋め尽くされていることがあります。

本日は、以前TVで見た新大陸について。その名もGreat Pacific Garbage Patch、日本語では太平洋ゴミベルト、つまり、ゴミ溜め大陸。人間の使い捨て文明の最大の友であるプラスチックを中心としたゴミは、海流によって太平洋に溜まり、日本の3.5倍と言われる大きさのゴミ大陸を作っているんですって。で、北太平洋にもこれと同じ現象が起こっていて、もー世界の海はゴミに覆われてなくなっちゃうんじゃないかという状況・・・。

さて、皆さんはミッドウェー島という環礁をご存知でしょうか。島を取り囲む独特の海流によって、ゴミ大陸のゴミがこの島にどんどん流れ着いているんです。ここは、アホウドリが繁殖する島として知られているのですが、アホウドリは海に浮かんでいるものは何でも食べ物だと思って食べてしまう。

 

 



その結果がこれです。



死んだアホウドリのお腹はおもちゃ箱みたいにプラスチックゴミでいっぱいになってる。そして、餌のかわりにプラスチックを与えられて育ったアホウドリのひなは成長してもちゃんと飛べない。

海中のプラスチックが出す化学物質について研究を進めた日本のチームによると、プラスチックは海のゴミとなって1年で分解をはじめ、化学物質を垂れ流していくそうです。その量、海中のプランクトンの7倍。 日本大学の道祖土勝彦准教授は、アメリカで開催された米国化学会でこのように述べました。

「プラスチックは日常的に使用されており、一般に安定した物質だと考えられてきた。われわれの研究から、海中のプラスチックは、雨や太陽などの環境条件にさらされ得た場合と同様に分解し、将来にわたって継続する世界的な汚染を引き起こす新たな原因となることがわかった」

私たち日本人をはじめとする先進国をはじめとした使い捨て文化のツケを払わされているのは今のところ、人間ではなくて動物や海。でも、残念ながら、人間も生態系の一部として全てとつながっているわけで、そろそろそのツケが回ってくるハズ。

 

地元のビーチでは、各地で定期的にビーチクリーンが行われています。それに参加するもよし。ですが、ビーチクリーンにわざわざ参加しなくてもゴミは拾える。海の帰りに必ず一個拾って帰る。それだけでも良いじゃないですか。あまりにも汚いときは、ゴミのゴミ袋をゴミ袋にしてゴミ拾い。友達には、取り付かれたように、必ずサーフィン前にはゴミ拾いをする子もいます。あれだけ多くのサーファーが毎日サーフィンしてて、全員が毎回ゴミ1個拾って帰るだけでどれだけのゴミを減らせるか考えてみてください。

日本のゴミも時間をかけて小さなプラスチック片になって、あの辺りへ流れ着いていく。で、アホウドリのおいしくない餌となる。かわいそう。

私が見た番組は、かわいいハワイのサーファーガールがナビゲーターだったんですが、彼女はこう言っていました。
「私はサーフィンしてて海にゴミ袋が浮いてるのをみつけたら、リーシュにひっかけて絶対に持って帰る。ゴミがあるってわかってるのに拾わないのは捨ててるのと同じこと。そんな人に海で遊ぶ資格なんてないと思う。」

この間、海の帰り、前を走ってるサーファーが、どうみても携帯灰皿などもっていないのに、タバコ片手に自転車漕いでいました。で、次の瞬間、タバコはどこかに消えた。絶対捨てたと思います。捨てた瞬間を見ていたら絶対文句言ったのに残念です。「ゴミを拾わない人はサーフィンしちゃダメ法」とか作ったら相当人が減って快適なサーフィンライフが送れるんじゃないでしょうか。