BP石油流出&福島原発=デジャブ?!


デジャブ?! 左がBP右が福島・・・


日本で原発事故が起こってしばらくした時、ふと思い出したのが去年4月20日に起きたメキシコ湾での石油流出事故。2億ガロンの石油とともに、天然ガスや化学物質が海に流れ出してしまい、更にその流出した石油を分散させるのに使用されたCorexit9500という化学薬品は石油の何倍もの毒性があると言われています。もう既に日本ではニュースになることもありませんが、今も海洋生物や地域社会は破壊されたままで全く収拾がつかないのが現状なんですよ。石油と核エネルギーという世界の2大エネルギーが、このような事故を連鎖的に起こしたことに何も意味がないとは思えないのですがどうでしょう?!

BPの石油流出事故が海洋生物へもたらした打撃の大きさはもう人間では測り知ることなど出来ず、今年に入って、何十頭もの死んだイルカがメキシコ湾岸に打ち上げられているのが報告されています。3月の時点で打ち上げられたイルカの数は例年その時期に打ち上げられる数の12倍。そして、その約半数が赤ちゃんイルカと胎児だったそうです。私が聞いた話ですが、石油が流出するスピードがあまりにも速すぎて、イルカや鯨は逃げ切ることが出来ないっていう話。

はっきりした原因はまだ究明されておらず、海水温の急激な低下や伝染病が原因ではないかと言われている一方で、流出した石油のために妊娠しても流産してしまったイルカが数多くいるのではないかと言う科学者も。で、ありえないことに、このイルカの死は“Unusual Mortality Event (UME)”つまり、不自然死として取り扱われねばならず、研究結果はBP流出事故後に設立された刑事事件を取り扱う機関の承認なしに一般に公開されてはいけないと科学者たちに通達されたという話もあります。もう意味不明ですね。

下のほうにアメリカで事故1年後に放送されたNEWSの日本語字幕版があります。簡単にまとめますと、「事故の一因となったのは設計ミスであり、このような事故は全くの想定外だった。石油会社は海底に開けた穴から出てくる石油を残らず捕獲することに命をかけており、海に流れ出してしまったときの安全対策はおざなりだった。」と、この時点ですでに、福島原発事故と同じ流れを感じずにはいられない。

このビデオの中で環境学者カール・サフィーナがこのように言っています。「史上最悪の環境破壊は原油の流出ではなく、それは我々が燃やす石油や石炭、ガスが出すCO2である。地球には、太陽、風、波、地熱があり、それ自体が大きなエネルギー源。 石油さえも元は海底で何百年も煮えた藻で、人間が遺伝子操作したもの。 地球にはこういった永遠のエネルギー源があるのにアメリカは未だに何かを燃やすことをエネルギーとしている。ヨーロッパの多く、そして中国でさえも自然エネルギーにシフトしているのに、アメリカは自然エネルギーにはコストがかかりすぎて現実不可能ととうそぶいている。」

BPの石油事故に関するあらゆる資料に書いてある“石油”を“核エネルギー”に置き換えてみて。何も違和感なく置き換わってしまうから。メキシコ湾発の石油と化学薬品に加えて日本の海へ捨てられた膨大な量の放射性物質。広大な海は今日も何事もなかったかのように存在しています。が、先に述べたように、この2つの事故は起こるべくして起こった事故だと私は思っていて、ここから人間は何を学ぶべきなのか、そしてこのまま何も学ばなければこの事故で死んでしまった命の意味は全くないと思んです。BPの事故が一年後にほとんど語られる事もなく未だに収拾がついていないと言う事実。日本の原発事故も同じような道を辿るのでしょうか・・・。

参考サイト
http://www.huffingtonpost.com/2011/03/06/spirare-surfboards-trash-garbage_n_831607.html
http://www.huffingtonpost.com/2011/03/25/gulf-dolphin-deaths-investigation_n_840566.html