ローフード:生で丸ごと食べるという食のスタイルの是否


本日のテーマはローフード。どこかで聞いたことがある方も多いかと思います。ローフードとはつまり生食。食材に火を通さず、そのまままるごと頂くという食のスタイル。酵素をまるごと取り入れることが出来るということで近頃注目を浴びていますね。グリーンスムージーブームなんかは、その最たる現象ではないかと。かくいう私も実際フルーツスムージーは食生活に取り入れているし、なんだか体に良い気はしていますが、はたして本当に生食は良いのか?です。わかりやすくまとめたサイトがあったので、以下翻訳してみました。


自然界において、人間以外の動物は食べ物を自然にあるままの状態で食べており、唯一火を通して食べる人間はありとあらゆる病気にかかる。LIVING FOOD、つまり生きた食べ物を取り入れている人は思考がクリアになり、論理的な考えをすることが出来ると同時により活動的になる。何よりも、病気から解放される。調理は火を通した瞬間から食材を殺すプロセスとなり、食材の本来の価値を全て壊してしまうのだ -TC Fryとはローフード推奨家TC Fryの言葉で、ローフードを実践する人の主張をまとめた一言。彼は後に厳格さをゆるめて調理された食材も取り入れるようになったんですが、ローフード実践者からは『だから死んだんだ!』と言われているそう。

ローフード食においては、基本的に、フルーツ、野菜と穀物を中心に、食材を47℃以上に加熱してはいけません。加熱によって、食材が本来持っている酵素が壊されてしまうからだと言われており、生食家のみなさん曰く、この酵素が消化を助けて様々な慢性的な病気を治すんだとか。

ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富でカロリーや油分も低い野菜、フルーツ、穀物を取りなさい、とはよく言われますし、間違いないのですが、本気のローフードを実践しようと思うとこれがかなり厳格なルールだらけで、普通の人にはなかなか難しい。たとえばタンパク源としてローフードではナッツや種を勧めていますが、必要とされるタンパク質を取ろうと思うと相当な量を食べなければならなかったり、ビタミンB12などは肉に含まれるので、こちらは別途サプリで取り入れなければならなかったり。またカロリーがとても低い食事なので、基本的に必要なカロリーを満たすためには、かなりの量の食事が必要だったりします。

また、ローフード実践者が主張する酵素の様々な働きについてはまだ根拠となる研究は十分ではないです。人間は様々な酵素を自分で作っているし、それから食材に含まれる酵素は消化の過程で壊されてしまうこともあり、あまり意味がないという主張も。

調理で食材の栄養は壊れるのか。
ローフード実践者によると、火を通すことは酵素が破壊されるだけでなく、毒素を発生させるそう。確かに、いくつかの発がん性物質が発生する可能性は研究されていますが、やはり、健康への近道は調理されていようがいまいが、野菜やフルーツ、穀物を適度に食べるのが一番なのには変わらない。その、加熱による発がん性が懸念される物質がふくまれるのは、結局ポテトチップだったりフライドポテトだったりするわけで、いずれにしても大量に食べるべきものではないわけです。

調理の利点

調理の過程で、特にビタミンBやCが破壊されることは良く知られていますが、逆に、ベータカロチンやリコピンは吸収されやすくなります。また、調理することで様々なバクテリアを殺しているのも利点。ローフードはこのバクテリアや寄生虫に気を付けなければなりません。

出典:http://www.beliefnet.com/healthandhealing/getcontent.aspx?cid=46086

と言うわけで、個人的な結論は簡単。なんでもやりすぎは良くないってことです。ちなみに、ローフードにもさまざまなスタイルがあって、野菜に限らず、もちろんガイドラインに沿った調理法ならば肉を食べることもあります。私事ですが、脱白砂糖を決めてから、それでも甘いものを食べたいという願望をかなえる為に色々と調べた結果、最終的にたどり着いたのはマクロビオティックでした。ただ、これも厳格にやりすぎると、今の日本で普通の社会生活を送るのはとても難しい。外食なんてできませんから。人間の体は確かに自分が食べたもので出来ているわけで、健康体を維持するために、と様々な食のスタイルが提案される現代社会であるわけですが、これも裏を返せばソフト洗脳。これは食べちゃだめ、こうしなきゃだめって、全部言う事聞いてたら逆にストレスですよ。やっぱり、一番なのは自分の体の声を聴くこと。人間の体は信じられないほど精密に作られていて、水分が足りなくなったら自動的に水が飲みたくなる。体は常に宿主に様々な信号を発しているので、その信号に耳を傾ければ自然と体のために必要な食生活ができるはずです。ただ、信号無視してる人がほとんどな気はしますけど(笑)。

By Beach Press Eri