陰と陽

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祖母が亡くなり急遽8年ぶりに五島列島へ

1時間半の飛行機と2時間の高速バスと2時間のフェリーで
なんだかんだ乗り換え時間もかかり10時間かけて宇久島到着

遠い!遠すぎる!海外だったらLA行けるわ〜。

とかブツブツ言いながらやっぱり着くとほっとする。
フェリー乗り場から家まで車で走る道のりが
懐かしくて小さい時の記憶を思い出しながら
宇久島に帰って来たんだなーとしみじみ。

家に着くと大きな花がたくさん届いていて
お通夜が始まろうとしていた。
『そっか、宇久島に帰って来たけどおばぁちゃんは
いないのか…』
まだまだ祖母が亡くなった実感がわかず

遺影の前でお経を唱えられても映画を見てる気分だった。

祖母の顔を見ても美しくてただ眠ってるだけに見えて。

家は干したタマネギとかやりかけの畑、
祖母の字で書かれた家計簿、お気に入りのワンピース
あらゆるところに彼女が過ごしてきた時間と
愛してきた空間が存在していて
でも彼女が存在しないことが
わからなかった。

夜、豪雨になり雷の大きな音が怖いなー
と思いながら眠りにつき朝起きると
ぴーかんに晴れていて家の目の前は
田んぼで雨が降ったあとの土の良い香りと
水たまりに映る太陽がキラキラしていて
祖母はここに79年間ここで過ごして来たんだなー
この場所を愛してたんだなって感じた。

その日はお葬式でお経も終わりお葬式終盤
祖母のまわりにお花を添えて
お花で囲まれた祖母を見たら
ホントに亡くなったんだと実感して
悲しくて悲しくて、涙が止まらなかった。

6人の子供と13人の孫と2人のひ孫
大勢のファミリーに囲まれた祖母のお葬式は
彼女の生き様を見せられてる様な気がした。
愛されて愛して21人の命を残してくれた祖母の生き様。
リアルに感じる命の連鎖。

自分の死を思ってどんな生き方をするのか考えたと友達に
言ったらぴったりな言葉をくれた。

「武士が好きな『義』って言葉には
我を美しくって意味があって
武士の美しさとは死に様の事
美しく死ぬ為に信念を貫く」

自分はあと60年後どんな生き様で今回の人生を締めくくるのか。
祖母が残してくれた命でどんな美しい足跡を残していくのか。
佐世保の病院で母に

『お骨で帰っても、元気になって帰れても幸せな人生でしたありがとう』

と言われたと言ってました。
これからどんな60年を過ごしたらそう言えるようになるのか。

いろいろ考えさせられた濃い濃い3日間でした。

おばぁちゃん
ホントにホントに心の底からありがとう。
愛してます。見守っていてね。

あや

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ABOUTこの記事をかいた人

Aya Taue

湘南生まれ湘南育ち。醗酵人。 モデル、ミスユニバースを経験したのち2012年にSHONAN FARMを発足。無農薬で野菜を作るうちに、料理にも興味が湧き寺田本家の本「発酵道」をきっかけに醗酵料理の虜になる。マクロビオティック、自然療法を生活に取り入れながら望診法を学び、発酵料理屋へっころ谷で学んだのち、醗酵料理とYOGAのリトリート企画や甘酒や味噌、梅干など醗酵料理のワークショップで昔ながらの手仕事を広める活動を行っている。太陽と海をこよなく愛する発酵伝道師。